- 高配当株を選びたいけど、何を基準に選べばいいかわからない
- 配当利回りだけで飛びついたら、減配・株価下落のダブルパンチを食らった
- 何百銘柄もある中から、どうやって絞り込めばいいかわからない
これらの悩みは「財務データを数値化して選定するプロセス」を持つことで解消できます。 本記事では高配当株を選定する際の「確認するべき財務データ」「数値化の方針」「確認する手順」を説明します。 数値化することで、数ある銘柄から一時的に利回りが高い罠銘柄や将来減配するリスクの高い銘柄を自動抽出することも可能です(自動抽出の方法は別記事で公開予定)。
4ステップのスクリーニング全体像
抽出
の分析
の確認
で最終確認
まずYahoo!ファイナンスを用いて、配当利回りが一定以上の銘柄をリストアップします。 日本株全体(約4,000銘柄以上)を対象に、配当利回りで絞り込むことで分析対象を現実的な規模に減らします。
無料で利用でき、配当利回り・PER・PBR・業種・市場などの条件を組み合わせたスクリーニングが手軽にできるため。 銘柄一覧のCSVダウンロードにも対応しており、自動分析等にも有用です。
上場企業が開示している財務データを活用して、各銘柄の過去10年分の数字を自動的に収集・分析しています。 具体的なデータの取得方法については別記事で紹介します。
直近1〜2年の業績が良くても、それが「たまたま」の可能性があります。 10年間を通じて売上・利益・配当が安定して成長し続けている企業こそが、 「不況時でも減配せず、長期的に配当を受け取り続けられる企業」と判断しています。
各指標の詳しい採点基準や計算方法は別記事で解説します。ここでは「何のために見るのか」を把握してください。
STEP2で財務内容が優良な企業を絞り込んでも、株価が割高なタイミングで買えば期待リターンは下がります。 そこで過去10年の月次株価データをもとに、 現在の株価が過去の平均と比べて「割安かどうか」を3つの指標で確認しています(データ取得の方法は別記事で紹介します)。
「今の株価が高いか安いか」は単独ではわかりにくい。しかし「過去10年間、この企業はこの価格帯で取引されてきた」という実績があれば、 現在値がそれより低ければ相対的に割安と判断できます。
→ 割安
→ 割安
→ 割安
STEP2〜3の分析は基本的に「過去の実績」をもとにしています。 しかし投資は「将来の企業」に対して行うものです。 最後に直近の有価証券報告書や決算発表資料を確認して、 過去のトレンドに変化がないか・大きな問題がないかをチェックします。
-
業績の方向性最新決算が増収増益のトレンドを維持しているか。前期比で売上・利益が急減していないか確認します。
-
配当方針の継続性現行配当を維持・増配する意向を示しているか。減配の予告や「業績次第で変更あり」といった記述がないかをチェック。
-
特殊要因の有無一時的な資産売却益や特別損失などで財務数字がブレていないか。特殊要因を除いた実力を確認します。

