高配当株、何を見て選べばいいか悩みますよね。
- 高配当株を選びたいけど、何を基準に選べばいいかわからない
- 配当利回りだけで飛びつくと、減配や株価下落が怖い
- 何百銘柄もある中から、どうやって絞り込めばいいかわからない
私も高配当株を始めたとき、まさにここで悩みました。いまは「財務データを数字にして選ぶ」やり方に落ち着きつつありますが、これが正解なのかはまだわかりません。
この記事では、私がいま実際にやっている選び方を4ステップでそのまま見せます。「こんな見方もあるんだ」くらいで読んでもらえたらうれしいです。
数字にしておくと、利回りが一時的に高いだけの銘柄や、減配しそうな銘柄を自動で外すこともできます。
4ステップの全体像
前半(STEP1〜2)が「いい会社を探す」、後半(STEP3〜4)が「いいタイミングを探す」作業です。いい会社でも高すぎる値段で買うと後悔しそうなので、両方そろったときに買う…ようにしています。ただ実際は、待ちきれずに買ってしまうこともあります。
STEP1:Yahoo!ファイナンスで高配当株の候補を集める
まずはYahoo!ファイナンスで、配当利回りが一定以上の銘柄をリストにします。日本株は4,000銘柄以上あるので、ここで配当利回りを使って、調べられる数まで減らしています。
無料で、配当利回りの高い順に並んだランキングを見られるからです。候補を拾う入口としては、これで十分だと思っています。
私が絞り込みに使っている条件
| 条件 | 私の目安 |
|---|---|
| 配当利回り | 3%以上を目安にしています。まずは配当がそこそこ出る銘柄から。 |
| 市場・業種 | 東証プライム・スタンダードが中心です。業種は分散させたいので、いくつかの業種を見ています。 |
STEP1は「入口をしぼる」だけです。利回りが高いからといって、そのまま買うわけではありません。ここで出てきた銘柄を、STEP2〜4でさらにしぼっていきます。
STEP2:過去10年の財務データで「稼ぐ力」を見る
上場企業が公開している財務データを使って、各銘柄の過去10年分の数字を自動で集めて分析しています。データの集め方は、高配当株スクリーニングにEDINETを使う方法で書きました。
直近1〜2年の業績がよくても、それが「たまたま」かもしれないからです。10年ずっと売上・利益・配当が安定して伸びている会社なら、「不況でも減配しにくくて、長く配当をもらい続けられる会社」なんじゃないかと考えています。
私が見ている8つの財務指標
それぞれ、何のために見ているかをまとめました。
| 指標 | 何のために見ているか |
|---|---|
| ① 売上高 | ビジネスが大きくなり続けているか。右肩上がりが10年続いているかを見ています。 |
| ② EPS(1株当たり利益) | 配当のもとになる利益が、安定して伸びているか。増配が続くかどうかは、ここ次第だと思っています。 |
| ③ 営業利益率 | 本業でちゃんと稼げているか。私は10年平均5%以上なら健全、10%以上なら優良、と決めています(有価証券報告書の5年分の表には営業利益がほとんど載っていないので、いまは経常利益で代わりにしています)。 |
| ④ 自己資本比率 | 財務が健全か、倒産しにくいか。高いほど、不況でも配当を続ける体力がありそうです。 |
| ⑤ 営業キャッシュフロー | 利益がちゃんと「現金」になっているか。売上が伸びていても、現金が入ってこない会社はちょっと怖いです。 |
| ⑥ 現金等(手元資金) | 不況のときに配当を払い続けられるお金があるか。手元のお金が増え続けている会社は安心感があります。 |
| ⑦ 1株当たり配当 | 10年間、増配を続けてきたか。株主への還元に前向きかどうかが、数字に出ると思っています。 |
| ⑧ 配当性向 | 利益のうち何%を配当に回しているか。高すぎると減配が心配、低すぎると還元が少ない。私は30〜50%くらいが理想かなと思っています。 |
8つ全部いい会社は、意外と少ないです。逆に「1つでもはっきり悪い指標がある会社」は、候補から外すようにしています。全体がそこそこの会社より、全体がちゃんといい会社にしぼったほうが、長い目で見て失敗しにくい気がしています。
STEP3:10年平均と比べて、今が安いかを見る
STEP2でいい会社にしぼっても、高いときに買うと、そのぶん得られるリターンは下がってしまいます。そこで過去10年の月ごとの株価をもとに、今の株価が過去の平均より「安いかどうか」を3つの指標で見ています。
「今の株価が高いか安いか」は、それだけ見てもわかりにくいんですよね。でも「この会社は10年間、この価格帯で取引されてきた」という実績があれば、今の値段がそれより低いときは割安と言えそうです。
比べている3つの指標
| 指標 | 割安とみなす条件 | 私の見方 |
|---|---|---|
| 配当利回り | 今の値が、10年平均×1.05より高い (利回りは、株価が安いほど高くなる) | ほぼ必須 |
| PER(株価収益率) | 今の値が、10年平均×0.95より低い | プラスα |
| PBR(株価純資産倍率) | 今の値が、10年平均×0.95より低い | プラスα |
私の場合は、配当利回りが「割安」の条件を満たしていることを、ほぼ必須にしています。PER・PBRは、プラスαの情報として見ています。
ただ、配当利回りが高い=株価が下がっている、ということでもあります。業績が悪くなって株価が下がったときも利回りは上がるので、「利回りが高いから割安」とは言い切れないんですよね。なので、PER・PBRも一緒に見るようにしています。
STEP4:最新の有価証券報告書で最後に確認する
STEP2〜3は、基本的に「過去の実績」を見ています。でも投資するのは「これからの会社」なんですよね。なので最後に直近の有価証券報告書や決算資料を見て、流れが変わっていないか、大きな問題がないかを確認しています。
最後に見ている3つのこと
- 業績の方向性
最新の決算で、増収増益の流れが続いているか。前の期より売上や利益が急に減っていないかを見ます。 - 配当方針の継続性
今の配当を続ける・増やすつもりがあるか。減配の予告や「業績次第で変えます」といった書き方がないかを見ます。 - 特殊要因の有無
資産を売った利益や特別損失など、一時的なことで数字がブレていないか。それを除いた本当の実力を見ます。
STEP2の点数は過去10年のデータがもとですが、会社の状況は変わっていきます。M&Aや事業の転換、大きな取引先の変化など、数字に出にくい変化は、ここで気づけることが多いです。5〜10分で終わる確認ですが、意外と大事だなと感じています。
まとめ
私がいまやっている、高配当株の選び方の4ステップです。
- STEP1:Yahoo!ファイナンスで候補を集める
配当利回り3%以上の銘柄を、投資候補の入口にします。 - STEP2:過去10年の財務データを見る
売上・EPS・営業CF・配当など8つの指標で、稼ぐ力が続いているかを見ます。 - STEP3:10年平均と今を比べる
配当利回りが10年平均より割安なことをほぼ必須にして、PER・PBRはプラスαとして見ます。 - STEP4:最新の有価証券報告書で最後に確認する
業績の方向性・配当方針・一時的な要因の3つを見てから買います。
どのステップも、まだ「今のところこうしている」という段階です。やり方を変えたら、この記事も直していきます。
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※ 本記事は特定銘柄への投資を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任において行ってください。記載内容の正確性を保証するものではなく、将来の運用成績を約束するものでもありません。

